静かなる備忘。

レビューと言いつつ映画の感想と触発されて考えたことをだらだら書いています。むしろ後者がメインになりつつある。

新作映画レビュー007: 『イットフォローズ』※ネタバレ無 &一人「イット」対策会議

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『イット・フォローズ』

脚本・監督:デビット・ロバート・ミッチェル

音楽:リチャード・ブリーランド

出演:マイカ・モンロー、キーア・ギルクリスト 他

 

どうも。ホラー映画は弱者というか苦手です。小さい頃なぜか見てしまった『リング』の有名な貞子が井戸から這い上がってくるのをロングで撮ったあれがトラウマで…。でも、去年意を決して観に行った『ヴィジット』は怖がりつつも楽しく観れたので、今回も評判の良さだけを頼りに前情報ほぼなしで観に行ってみました。まあだからって今度の『のぞきめ』とかは絶対行かないけどね。だいぶ乗り遅れてるのは最初の上映見逃して諦めてたところを角川シネマ新宿が凱旋上映と銘打ってまたやってくれてたのをたまたま知ったからです。ありがたい。

 

作品としては、前情報入れずに観に行ったってのがデカいと思ってるんですが、非常に怖楽しかったです。「『何か』がついてきて捕まると死ぬ」ぐらいしか知らなかったので、「え、なになに!?」とほとんど主人公と同じ目線で巻き込まれていった感じで。ホラー映画はこういうライド感があると一層楽しいのかもしれませんね。なので、気になってる人は前情報入れずに軽い気持ちでどうぞ。そこまでガチガチのホラーってわけではないので。あと2人以上で観に行くとその後のトークが弾みそうな感じでもあります。ソフト化されたら家で鑑賞会とかやったら楽しそう。

 

でもこの映画、言いたいことはありますよ。それはやはり多くの人と同じく主人公たちの追ってくるアレ(以下イット)への対応の仕方でしょう。観終わった周りからあとちらほらそういう声も聞こえてきたし、僕も観てて「それやる?」とか思ったり。鑑賞後のトークを弾ませるために結構わざとやってくれてるんじゃないかと思うぐらい。まあ高校生だし、あんな状況だし(まああと女の子だし)冷静になれないのも仕方ないか。

 

まあ感想文はぶっちゃけここまでです。むしろここからがメインです。まあ公開からしばらく経ったし、僕なりにイットへの対策を1人考えてみました。これを他の人とやりたいんだよ僕は。以下ネタバレ(&話の性質上避けて通れないので下ネタ)有りです。なにかいい対策があったらコメントで知恵を貸してください。

 

 

 

①グループの面子にイット状態を感染させていき、全員見えるようにする

本当の友達&妹ならこれぐらいやる気概を見せんかい。主人公たちのグループは途中参加を含め男2人の女3人。つまり、主人公があのリア充男とヤったあとにどちらかの女とヤる、その後非リア充男とヤる、そして最後の女とヤる。こうすれば5人ともイットが見えるようになるわけです。もう布をかけたり「どこ!?どこ!?」と怯える必要がなくなり、逃走及び防衛がグッとやりやすくなるでしょう。まあ、ただ全員そういう関係になるのでもう友達ではいられなくなるというデメリットがあります。開き直って『愛の渦』よろしくそういう関係に徹すればいいんじゃない?

 

延々飛行機に乗せる。

イットって徒歩移動しかできないんですよね?水中は苦手なようですが遅くなら移動できるっぽかった。そしたら空中しかないでしょう。もう政府に話を通してもらって、国費でずっと空中にいてもらう。やっぱりこれがベストかな。働きたくないイケメンでも公募すれば主人公も一回ぐらいヤるのもやぶさかではないでしょう。あと発展策として宇宙に住むとかもアリですね。

 

核シェルターに住んでもらう

そもそもイットは窓ガラスをぶち破って家に侵入したりと超アナログで頭が悪いので、単純に頑丈なところに入ってればオールオッケーな気がしてきました。人間より小さいサイズになれて通気口とかから来るかもしれないとも考えましたが、それができたら劇中でとっくにやってるのでできないと考えます。

 

 

もうこれぐらいしか思いつかん。もっとある気がする。対策以外にもこのイットがなんのために生まれたのかとか考えると、人類の出生率を上げるために「寄生獣」みたいに何かの意思が生み出したみたいなどうでもいい妄想も捗ります。「前の人が死ぬと自分に帰ってくる」っていうのがミソで、次の人に他者とのセックスを促さなくちゃいけませんからね。加えて、コンドームつけてても感染するのかなあとか、正確にはどのタイミングで感染するの?とか、(当たり前ですが)劇中でそこまで説明されないのでそういうルールの詳細も考えるのが面白い。「デスノート」ばりにルールめっちゃ明記して漫画版とかやって欲しい。最早ホラーじゃないけど。

 

観たあと作品について考えるのも映画の楽しみだと思ってますが、こんなバカなことで引きずるのは初めてです。