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静かなる備忘。

レビューと言いつつ映画の感想と触発されて考えたことをだらだら書いています。むしろ後者がメインになりつつある。

新作映画レビュー058: 『ローグ・ワン/スターウォーズ・ストーリー』

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監督:ギャレス・エドワーズ

出演:フェリシティ・ジョーンズディエゴ・ルナ、アラン・テュディック、ドニー・イェンチアン・ウェンベン・メンデルソーン、リズ・アーメット、マッツ・ミケルセン、ジミー・スミッツ、フォレスト・ウィテカー

 

内容に触れてるので未見の方は読まないほうがいい!!

 

実は15日の25時の回で観ていたんですが、28日に二回目を観るまで放置しておりました。まあ1回目がほぼ最速上映に行った挙句延々うとうとしていたという失態を犯したからというのが大半の理由なのですが。いやでも僕だけが悪いわけじゃないと思っている。理由は後述。実際クライマックスのスカリフの戦いまでは2回目でもだるかった。まして1回目はスカリフですらだるくて、ラストの10分でやっと起きた。

 

この映画の良いと思えたところはEP4のモノを使った画面がかっこいいという点に尽きる。ファンの皆さんが俺たちの見たかったスターウォーズと言いたくなるのもとってもわかる。煙から出てくるAT-ATみたいなやつ、地平線に浮かぶデススター、そして何よりベイダー卿無双。あまりのかっこよさに震え上がった『GODZILLA』のゴジラ初登場のシークエンスが抱かせた期待を裏切らない出来だったと思う。ここは大いに評価したい。というかこれら見たさというのが2回目に行った理由の半分。

 

じゃあもう半分はと言われると、分からないことが多かったから、だ。冒頭からかなり早いテンポで会話が続く上に知らない人の名前がポンポン出てきて面食らった。その中で「何のために何処へ行く」「この人はこういう人」という情報ももたらされるので僕の頭はパンクしていた。2回目にもなると「あ、ここでちゃんとセリフが入ってたんだな」「この人はこういう人なんだな」など納得するところも多かったけど1回目は正直辛かった。僕の場合わからないことがあるとほっとかずに考えながら観てしまうので目の前のシーンに集中できないことが多い。ちなみにMIローグネイションとかもそんな感じだった。

 

加えて単純にキャラクターに魅力を感じなかったのも辛かった。ここは2回観ても特に変わらなかった。皆さん揃って帝国と戦う動機が弱い(あるいは伝わってきてない)と思った。特にジンはソウに「帝国の旗が立つのを黙って見ているのか」とか言われて説得された風だったけど、こちらにはジンとソウの関係性がいまいちわかってないので全然納得できなかった。内心そういう正義感はあったけど捨てられてやさぐれてただけだったのかな。せめてソウとの別れのシーンは台詞だけで処理せず描くべきだったんじゃないのかと思ってしまった。ソウが「俺を殺しにきたんだろ」などといきなりヒスってるのもよくわからなかった。そういう訳わからなさを残したままソウは死んで話が進んでいくからいまいちノレなかったんだと思う。ソウの何だったんだ感はいまでも拭えてない。

 

だから各々のメンバーがジンを信用してチームローグ・ワンになっていく過程もなんかアガらない。というか過程があまりない。なし崩し的にともに行動しているだけで、命懸けで使命を果たすはぐれものチームにはあまり見えなかった。2時間半で旧作ファンサービスやりながら新しいキャラを出して紹介して仲良くさせて殺すのは大変なんだと思うけどもう少しどうにかならなかったのか。あ、でもK2SOは大好き。取り残される無能ドロイドコンビは彼を見習え。というか有能すぎてなんであの型のドロイドがのちのシリーズにいなかったんだとすら思う。高級なのかな。

 

敢えて言うなら僕がここで語った不満点はフォースの覚醒が完璧に達成したことでもあると思う。比べるものでもないかもしれないけど、コンセプトとしても僕は断然エピソード7を支持したい。

 

あとドニー・イェンが最期にアップになるシーンで杖に仕込んでたライトセーバーを発動させて、そのままなんやかんやでベイダーと戦って死ねば(例え瞬殺でも)それだけで100億点だったんだけどなあ。そこも超残念。やれよ!!!