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静かなる備忘。

レビューと言いつつ映画の感想と触発されて考えたことをだらだら書いています。むしろ後者がメインになりつつある。

イタリアに行ってきた。 ②フィレンツェ編/1日目

 

【特急列車でフィレンツェへ】

 ホテルからメストレの駅まで、歩いてスーツケースガラガラひいて5分程。特急の券(というかただの紙っぺら)が事前に同伴者のもとに送られていたので、ホームの確認して乗るだけ。なのに異常に不安になる。ヴェネツィアの一件がトラウマになっている。

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ホームにいるだけなのに文化の違いが見てとれて面白い。一人旅と思しき大柄の若い黒人の男が立っていると、いきなり隣にいた白人のお婆さんが話しかけている。旧知の仲かのようにずっと喋りまくっていると、さらに別の男が会話に乱入してくる。さも当たり前のように会話が続いている。

 

イタリア人は本当に喋るのが好きらしい。ネットで見た話だけど、喋り好きが高じて駅の自動券売機より人がいる窓口の方が混雑するらしい。海外では置くと破壊されるので自販機が普及しないという。イタリアのタバコの自販機なんかも檻の中に自販機があって、その隙間から指を入れて操作しなきゃならないようなのもあった。なんだけど、イタリア人にはタバッキ(タバコ売ってるコンビニ的なところ)に行ってなんか喋りながら買う方が性に合ってるのかもしれない。店に入ったりするときも必ず店員に挨拶するし、服見てて喋りかけられるのが嫌な僕なんかとは真逆だと思う。

 

あと掃除のおっちゃんも見てて面白かった。

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ハゲ気味の良い感じの爺様が下に続く階段の淵(?)のとこを洗剤垂らして雑巾で拭いてるだけなんだけど、拭き方が死ぬ程雑で洗剤の拭いた跡とか超残ってるし本当「僕にやらせて下さい」と言いたくなるぐらい適当。そのくせとても上手な口笛吹きながらやってるのが笑えた。日本にいたら完全に頭のおかしい人であろうけど、誰も気にも留めない。

 

ヴェネツィアの時も書いたけど、イタリアは全体的に遠くを見れば綺麗だけど足元やすぐ側に目を向ければ街も道路も汚い。ローマの郊外なんか特に建物中落書きしかないし地面も舗装されてないのでガッタガタ。このハゲ爺さんのような人が大半とは言わないけど、でも多分この力の抜けた感じがイタリア人に感じる、日本人には感じない余裕に繋がってるのかもなあと思う。この話を年上の友人の方?(こういう人のことなんて言っていいのかわからない)にしたところ「日本人は過剰なサービス要求が自分たちに返ってきてることに気付いてない」と言ってて非常に納得した。

 

いきなり話が逸れました。特急が来ました。割と快適でした。

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【ホテル着 そしてトラブルへ】

2時間程でフィレンツェの駅(サンタマリアノヴェッラ)に到着。駅からホテルまでの歩道がとにかく狭い。しかも車道に座り込んだ乞食が手を出して来たりしていたりして、スーツケースをひいて歩くのが難しい。10分程歩いてホテルに到着。チェックインまで3時間程あったのでスーツケース預けてぶらぶらしようかと話していたのですが、ここでトラブル発生。

 

受付で同伴者が名前を伝えると、フロントの若い女性が何やら超早口の英語でべらべら喋っている。感じや口ぶりから普通じゃない事を察して耳を傾けると、「予約は受けているが旅行代理店から金が振り込まれていない。50ユーロ払ってくれたら泊めることは可能。」ということだけわかった。勿論事前にお金は代理店に納めているので、向こうのミスということはすぐわかる。50ユーロ払うのは癪なので「現地の緊急連絡先に連絡するので電話を貸してくれ」と言ったら上手く伝わらなかったのか単に断られたのか借りることができなかった。まあ仕事で使うもんな。

 

ご存知の方も多いと思うけど、海外旅行先では携帯は機内モードにしておかないと、現地の回線に接続してしまいそれだけでお金がかかる(らしい)。その上で電話をするとなるとまた高めの電話代が発生する。ので携帯の通話はできない。ただLINEの通話はポケットWi-Fiだけでできんだね。すごいね。代理店はLINEのホットラインを設けろよと同伴者がぼやいていた。

 

なので公衆電話の場所を尋ねると、やはり早口で何言ってるかわからない。というかそもそもあまり街中にないらしくフロントの人もしばらく「あそこにあるんじゃない?」みたいな感じで話し合っていた。仕方ないのでスーツケースを預かってもらって(と言ってもロビーのトイレの横の台に置いとくだけ。マジ心許ない。)、駅まで戻って公衆電話を使うことにした。

 

早歩きで駅に向かう。フィレンツェの街並みを楽しむ余裕など1ミリもない。電話に立つ。まずコインの入れ方がわからない。一瞬悩んだが、10円ガムの自販機みたいにコインを垂直に入れて機械に押し込む(?)と入っていった。が、そのまま素通りして落ちてくる率が尋常じゃなく高く、ただでさえ焦っているのに本当にやめてほしかった。何度か電話を殴りそうになった。続いて現地の緊急連絡先にダイヤルする。…繋がらない。画面にイタリア語で何かしら表示されるけど勿論わからない。同伴者がもう一つ番号を控えてくれていたのでそっちにもかける。繋がらない。何度やっても。僕が殴るまでもなく壊れているんじゃないかと疑い始める。

 

そうこうしていると隣の電話に若い女性がやってきて迷うことなく操作、軽快に喋りまくって颯爽と去っていく。電話がイカれているという線がなくなった以上、希望が見えたようなそうでもないような。

 

ウザがられるのを承知で向かいにある鉄道会社の窓口に聞きに行く。30そこらに見える女性は「この通りに電話すれば大丈夫なはずよ」的なことを気持ちよく教えてくれた。うん、でもかからないよ。ここまでで駅に来てから1時間半ほど経過。「もう嫌だ、帰りたい」などと思っていると、同伴者が僕らが依頼した代理店と提携している現地の代理店のオフィスの連絡先をググって発見するファインプレー。すかさず電話するとやはりかからない。何だこれは。

 

シビれを切らして携帯の機内モードを解除してかけてみた。今この不安を取り除けるなら多額の電話代の方がマシじゃいとすら思えるほど追い込まれていた。あっさり数コールで男性が英語で応対してくれる。「日本語を喋れる人をお願いします」と伝えると、おばちゃんボイスの日本語が聞こえてくる。この時の安心感たるや天にも登る勢いだった。

 

結局その人が「(日本時間は夜9時なので)代理店がオープンしたら確認する」とホテルのフロントとと話をつけてくれて普通に宿泊できることになった。これにて一件落着。寿命を2週間ぐらい消費した。ファックでした。

 

【夕陽を見にミケランジェロ広場へ行く】

2時半ごろホテルに荷物を置いて移動開始。目的地はミケランジェロ広場。丘の上にあって夕陽がいい感じらしい、と同伴者たっての希望である。歩いていると何やらデカい壁のようなものが見える。全然イタリアにそぐわない例えをするなら秋葉原ヨドバシカメラを彷彿させる。広いところに出るとこんなものが屹立していた。

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なんかと思ったら噂のサンタマリアデルフィオーレ大聖堂であった。デカい。デカすぎる。

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道中の風景。

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丘にたどり着く。また日本例えをするなら日光東照宮の家康の墓に至る階段ぐらい石段を登るとやっとつきましたミケランジェロ広場。とりあえずビール。とワイン。

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日が暮れてくるとこんな感じ。皆階段から眺めておりました。なんかサプライズでプロポーズした人がいたっぽくて、皆ヒューヒュー言いながら拍手しててヨーロッパっぽかったよ。

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晩ご飯はフィレンツェ中央市場のフードコートでピザとワインやりました。フードコートとは言え味は超本格的だったよ。

 

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もうトラブルや考えたことで無駄に長くなってしまったので一回ここで公開。

フィレンツェ/2日目に続く。