静かなる備忘。

レビューと言いつつ映画の感想と触発されて考えたことをだらだら書いています。むしろ後者がメインになりつつある。

2016年新作映画ベスト10の話。

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皆さん、新年明けましておめでとうございます!!

 

そして当ブログも開設してから1年間コンスタントに更新し続けることができました。ひとえに皆さんのご愛読(?)のおかげです。1年間で10800件ほどのアクセスを頂いたようです。実際数字はモチベーションになるので本当ありがたいです。今年は昨年の60本は超えたいですねー。今年も1年間よろしくお願いします。

 

というわけで僕が2016年映画館で観た新作60本からベスト10を発表します。

 

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10位:この世界の片隅に

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原作から素晴らしいし、映画にした意味もちゃんとある。

日本人に観て欲しいという意味では今年ベスト。

 

9位:クリーピー 偽りの隣人  

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観てるときはベスト10に入るまででもなかったけど、後に他の人の解釈や感想で好きになった枠。やっぱり映画は観るだけで終わらせるには勿体無い。

年末、今年のベストシーンという話題で「クリーピーの鍋いっぱいのシチュー」という響きで大笑いした。

 

8位:永い言い訳

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記事を読み返したらめちゃめちゃ短くて驚いた。

実はシーン単位で好きなところがいっぱいある映画だと気付いた。「バカな顔」はあのシチュエーションで絶対言われたくない。

やっぱり白眉は、妻の死を知った疎遠だったと思われる知り合いからの宗教勧誘の電話をバックに荒れ放題の幸夫くんの部屋が映されるシーン。改めて字面にすると全く笑えなくてすごい。

 

7位:ちはやふる 上の句

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正直ナメてたのでこれでもかというぐらいやられた。

無双しまくってる広瀬すずの輝きをメインに描くのではなく、それに当てられた凡人たちの奮闘を真ん中に据えたやり方がドンピシャだったのだと思う。特にメガネくんは自分に重なる部分もあり泣けて仕方なかった。

 

6位:ドント・ブリーズ 

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うんうん悩んでこの位置に入れました。観るまでは『イット・フォローズ』をベスト10に入れるか悩んでいたのですが、入れ替わりでこっちがランクイン。単純な面白さなら今年ベスト級と記事に書きましたが、もうベストと言っていい。とにかく88分に詰め込まれまくって時間あたりの満足度が尋常じゃない。天井のガラスのとこが一番ハラハラしたかな。

 

5位:シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ

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とにかくバトルシーンが見ていて気持ち良いし、色んなヒーローが出てきて楽しかった(チンパンジー並の感想)。そしてブラックパンサーとスパイダーマンのエピソード0としても胸熱。この作品を経てMCUシリーズが今後どう展開していくのか楽しみでしょうがない。

 

4位:海よりもまだ深く

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自分でも意外なぐらいの高順位。なんだかシビルウォーとは別のベクトルでずっと観ていたい映画でした。なんか本当に座りが良くて。僕が今まで観た中でもトップクラスに優しい映画だったのかなと。因みに本作の町田くんは個人的ベスト池松壮亮でもあります。

 

3位:ヒメアノ~ル

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本当にショッキングで、気持ちの良い作品ではないけど今年一番「映画を観る喜び」を感じられた作品。そしてこの作品がシネコンで多くの人の目に触れたという事実もまた嬉しい。タイトルは今年観た映画の中で一番シビれたシーン。

ちなみに恐らくこれが今年一番読んでもらった記事だと思います。 主に森田剛ファンの皆さんRTありがとうございました。間違いなく彼が今年の主演男優賞です。多分森田くんのことは一生忘れないと思う。

 

2位:シン・ゴジラ

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唯一今年3回観に行った映画なのかな。3回しか観てなくてすみません。

期待したいのに期待できない、でも予告を見るとどうしても期待せざるを得ない…!!そんなグラグラな自分の気持ちを最高の形で救ってくれた作品。

國村隼高橋一生も好きだけど、個人的な推しキャラは吉田ウーロン太演じる経済産業省の町田さんです。電話越しに頭を下げる様がイイ。

 

1位:何者

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 文句なしの個人的今年ベスト。あまりに個人的なツボに刺さりすぎて直視できないレベルだった。三浦大輔に精神的リンチを受けた。

が、ラストシーンとエンドロールにすべて救われる。最高。

映画にそこまで明るくない同年代の友人との話が一番盛り上がった映画でもある。

ちなみに「(何者を観た上でこの映画の)主人公に似ている」って言われた回数が年末までで5回になったよ。嬉しいな(棒)。

 

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というわけで2016年新作ベスト10でした。10本中8本と案の定邦画が多かったです。まあ年間ランキングだとどうしても不利になる4月までが洋画が多めだったから仕方ないね。何より単純に邦画豊作だったと思うし。ちなみに次点は葛城事件、FAKE、太陽、リップヴァンウィンクルの花嫁、イット・フォローズ、アイアムアヒーロー、ケンとカズあたりです。

 

敢えてワーストを挙げるなら間違いなく『家族はつらいよ』ですね。劇場で映画を観るのがこんなに苦痛だったことはもう今後ないんじゃないかな。誰も観てなくて愚痴れないのが尚更つらいよ。

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では皆さん、今年も良き映画ライフをお送り下さい!今年もよろしくお願い致します!